もう普通にWordPressでホームページ制作を依頼されることがほとんどになってきました。
こんにちわ僕です。
ただWordPressで作る案件が増えたからこそ、「そこにWordPressは必要か?」という依頼も増えています。
「こういうのにWordPress向いてるよ」「あぁ、これだと向いてないかな」とかいうのは、後回しにして、最近僕が感じてることを書いてみます。
目次
とりあえずWordPressにしとけ案件
「WordPressで新着情報更新」が入ってるものがちょくちょくあります。
いや、「新着情報更新のためだけにWordPress」という方が正しいですね。
この辺は直請けじゃない場合なので、案件を獲得する上でも必要で仕方ないのかもしれません。
でも、でもそれだったら普通にCGIのスクリプトとか入れても代用はできるし、なんならアメブロでも代用できますよ。
そこにWordPressを組み込むことのメリットがあまり見られないので、依頼を請けるほうもあんまり楽しくはないかなぁ。
WordPressで何でも更新しやすくなると思ってる案件
「おまえWordPress触ったことないだろ!」「ログインすらしたことないだろ!」と叫びたいくらいですね。
例えば、「飲食店のメニューページをWordPressで更新させたい」という依頼。
「WordPressを導入すれば、お客さん自身で更新出来るようになるので、更新費もかからず即時更新できますよ」ということなんでしょうが、僕に依頼が来るときには「お店の人、HTMLがわからないから、メニュー一つ一つに入力フォームを設けてくれ」ということに。
いやいやいやいや。
「唐揚げ定食」「野菜炒め定食」「日替わり定食」…と、10個メニューがあれば、10個入力欄をカスタムフィールドなりで作る必要がある、もしくはそれぞれ投稿として持たせる必要がありますよね。
それってほんとに入力しやすい、更新しやすい、管理しやすいんでしょうか。
そういう場合、見た目そのままを用意してあげて、クリックでinputに変わったりするajax的?なフォームだったり(checkpad的なの)、値を入力するとメニューのHTMLを吐き出すようなJavascriptを作ってあげたりするほうが、末端のお客さんにとっては「お金を払ってよかったなー」って思ってもらえそうな気もしなくもないんですけどね。
WordPress前提だけど、結構それカスタマイズ…な案件
ある程度のカスタマイズを四苦八苦しながら、プラグインの作者様に感謝しながら、いろいろとサイトを作ってくると、「それWordPressで。って依頼してきてるけど、ほんとに作れるの?」と出来上がりまでが見えない場合があります。
特にいろいろ検索させたり、条件にあわせて表示させたりするサイトを作る場合、通常の入力だけじゃ収まらないので、自然とカスタムフィールドを使うことが多くなってしまいますよね。(僕の作り方が悪いのかもしれませんが…)
さらにはそのカスタムフィールドに入れている値を、いろんな条件であーだこーだして、取り出したりして、さらにはそこにカスタム投稿も絡まってきて、さらにさらに投稿アカウントまで絡んできたらもう、なんかそれ普通にシステム作ったほうがいいんじゃないのか。と。もしくは別のCMSとかのほうが向いてるんじゃないかと。思うんですよね。
「僕にお仕事をふっていただける = WordPressである程度やってくれる」という図式がもしかしたら出来上がってて、それはそれは大変にありがたいことなんですけどね…。
まとめ
結局のところ、WordPressは魔法の道具ではない。ということです。
なんもかんもWordPressであれば解決できるわけではなく、これまでシステムを作らないと出来なかったものが、ちょっとPHPかじった程度の僕でもそれ相応に作れる。それがWordPressなんですよ。
だからといってWordPressが全然使えないんじゃなくて、得意なところをきちんと理解して使ってあげると、非常に便利で役立ついいツールですよ。
一応、WordPressを使わなくても良さそうなときは、一言いってますけど、WordPressに不向きな案件の場合に「これはMTのほうが向いてますね」とか「concrete5のほうが」とか、代替CMSを言える方ともっといいんでしょうけどね。
まだまだ勉強が足りてませんね…
そいぎ~