つい先日、下の子が熱性けいれんを起こしました。
上の子は熱性けいれんを起こしたことがなく、初めての体験となりました。
最初は「えぇぇぇ!どうしよう!」みたいな感じで慌てましたが、奥様が思った以上に落ち着いていて、そのおかげで僕自身もそれ以上慌てることなく、対処することができたと思ってます。
そして、いちいちブログ全部読まなくてもいいように、結論だけ先に書きます。
僕がとった熱性けいれんの対処法は
- 痙攣が起こった時間、起きていた時間を把握する
- 横抱きにして気道確保
- 眠らせるときのように、背中をトントン叩きながら声掛け
- 状況を見て不安であれば、迷わず119番へ電話
- 119番の対処法を信じる
そして絶対に親は慌てないこと
親だからといって、完璧ではありません。
ただ慌てないことで、子供へ安心感を与えます。
まだ熱性けいれんになっていないけど、予備知識として蓄えておきたいという方は、数ある対象法の一つとして、参考にしていただければと思います。
目次
熱性けいれんとは
そもそも、熱性けいれんとはなんのか。ということなんですが、
発熱時に痙攣を起こせば熱性けいれんと定義されるが、通常は発症が5分以下で発作の形に左右差が無く、全身の強直・間代痙攣で意識の回復が良いものを単純熱性けいれんとし、それを狭義の熱性けいれんとして使用されることが多い。一方、単純では無い熱性けいれんは複雑熱性けいれんと呼ばれる。
熱性けいれん – Wikipedia
ということで、なんのこっちゃようわかりませんが、発熱時に起こす痙攣ということでしょう。
小学校上る前くらいまでは、なりやすいらしいんですが、だいたい3歳前後が多いらしいです。
僕がやった対処法
一番最初に自分を落ち着かせます。
親が慌ててしまっては、痙攣で苦しんでいる子供を助けることなんてできません。
そして、痙攣が起こった時間をしっかりと覚えておきます。
気道確保
ビクビクしている子供をしっかりと抱きます。
この時、縦抱きよりも横抱きにしましょう。
体を横にすることで、嘔吐した場合でも気道をつまらせることがなくなります。
もう腕の中で焦点が定まらない子供を抱いてると、非常に不安になりますが、まずここをしっかりすれば、少しは気持ちも落ち着いてきます。
声掛け
いったいこれにどれだけの効果があるのかわかりません。
ただ、僕がしてやれることがこれくらいだった。ということです。
横抱きにして「大丈夫よ~、○○ちゃん大丈夫よ~」と背中をトントンしながら、声掛けしていました。
コワイ夢見て泣いて起きた時に抱っこしてあげるようなイメージ。
今思うと、自分自身に言い聞かせていたというのもあるかもしれません。
119番に電話する
もちろん僕一人ではなく、奥様と交互にいろいろやってたんですが、調べた中には「しばらくすると落ち着くので、○○な状況なら救急車を」とか「後日、病院に」とかって、やはり色々と対応が分かれてるんですよね。
経験上、「大丈夫」という人はもちろんいるでしょうし、実際大丈夫なことなのかもしれません。
でも、痙攣している子を目の前にしてる僕に「大丈夫」とテキストで言われても、なんの説得力もないんです。
これがゆで卵の作り方とかなら、おとなしく従うんですけどね…
そこで登場するのが「119番」
そう、「プロ」に「大丈夫」なのか、そうじゃないのかを判断してもらうのが安心だし、自分自身も納得できます。
安易に救急車を呼ぶな!というのも理解しています。
そこで、まず何を119番で伝えるかが重要です。
救急車呼ぶ?
さて、119番に電話しましたが、救急車はとりあえず呼びません。
だってまずは状況説明しないといけません。
- 何歳で何時頃に熱が何度あった。
- 何時頃に熱性痙攣を起こした。
- その痙攣は何分くらい続いた
- 今の状況はどんなだ(焦点があってない、なんども痙攣している)
とりあえずこれくら伝えたらいいんじゃないでしょうかね。
ここまで話さなくても、救急の方でいろいろと判断してくれるかもしれません。
そっちに任す
ここまできちんと話を伝えられたら、親としての任務は一段落。
状況に応じて、救急の方で対応方法を教えてくれるはずです。
うちの場合は「救急車をこっちに送る」でした。
もし違う状況であれば「○○という対応をしてください。そして朝から病院に連れて行って下さい。」だったかもしれません。
救急車で判断
うちまで救急車が来てくれれば、「よかった~」という気持ちになって、だいぶ落ち着きます。
あとは救急隊の人が救急車の中で処置してくれます。
そして救急搬送が必要かどうか判断してくれます。
僕自身、救急車がきて落ち着いたと思ってましたが、やはりいつもと違う自分のテンションと、あたりまえだけど平常心の救急隊の人との会話の温度差は忘れません…。
救急病院にて
うちの子は救急病院へ搬送されまして、点滴と血液検査を行いました。
あわせてインフルエンザの検査もしましたが、それは陰性でした。
救急車には奥様がつきそって行きましたが、やはり何度か痙攣していたようです。
最初は自力で救急病院まで連れて行こうかとも考えていたんですが、車の中で急変したりしても、なんにもできないので、救急車を呼んだのは正解かどうかはわかりませんが、間違いではなかったと思います。
おわりに
もしかすると、119番に電話するほどのことではなく、僕自身が事前にそういった知識を持っていなかったのが悪い。と言われるかもしれません。
そこ突っ込まれると、ほんと我が子に申し訳ないです。
点滴の痕が痛々しいものの、入院もせず元気に帰ってきた子供に感謝。
内心オロオロだったかもしれないのに、慌てず騒がずしっかりしてくれた奥様に感謝。
病院への道中、パパの落ち着かない心を察してか、一生懸命話し相手になってくれたお兄ちゃんに感謝。
こういう対処法もある。ということで、頭の隅にでも入れておくと、実際体験した際にかなり落ち着けると思いますので参考になれば。
そいぎ~