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2006年08月29日

Google依存症

今、世間をにぎわしてるWeb2.0の最たる企業といえば、やっぱGoogleでしょう。


今までのOSありきだったPCの世界を、Webありきに変えたのですから。


つまりは、今までMicrosoftが提供してきたOS、Windowsとそれに付随してきたIEとOffice製品。
そして、それはもちろん、Microsoftの売上の要だったといえるんではないんでしょうか。

Windowsじゃなきゃパソコンじゃない。
IEじゃなきゃブラウザじゃない。

といわんばかりの感じでした。
(もちろん、私のPCもWindowsです)


そして、ネットで言えば、Yahoo!という、大手ポータルサイトがあって、そのディレクトリに登録されていることが、一定の評価としてあったのではないんでしょうか。


イメージ的には、MicrosoftのIEと、Yahoo!はワンセットな気がします。


たいてい、IEのホームに設定されているのはYahoo!なんじゃないでしょうか。
それはもちろん、ポータルサイトということで登録されているんでしょうが。


でも、その2大巨塔にいきなり食い込む形で伸びたのがGoogle
もとは、検索エンジンからスタートして、Yahoo!に採用されたことで有名になったんですが、Yahoo!にとっては、飼い犬に手をかまれたような感じですね。


そのGoogleが、今ものすごい勢いで力を伸ばしています。


それは、今までOSのアプリケーションでしかありえなかったものが、ネット上でも利用できるようにGoogleがサービスしているわけです。
もちろん、無料で。


最近、その勢いはさらに増してる感じで、ほんとMicrosoftのOffice製品と同程度のものがネットで使える日もそう遠くないでしょう。


つまりは、アプリケーションソフトを購入しなくてもいい。
アプリケーションソフトがネットでタダで使える。


そう、Googleに行けば、何でも揃ってる。


って状態になると思います。


表計算から、文書作成。プレゼンの資料まで。
メールもスケジューリングも、なにもかも。
ゆくゆくは、ネットに接続するのも無料になるといわれてます。
(プロバイダ的な役割)


もうGoogleがあれば、他にはいらない。とゆう状態になるわけです。


そこで、ちょっと気になることが…。


もうすでに気づいている人もいるかと思いますが、Googleがサービス止める。って言ったら終わりなんです…。


もしくは、なんらかの影響で、Googleが壊滅に近い状態にまで陥った時、もうサービスなんか受けられる状態ではないんです。


そうすれば、今までWeb上で快適にこなせていたものが、全然快適じゃなくなる。
あくまでも可能性だけど、そんなこともありえるんじゃないかなぁ。って。


一時的にサービスが受けられないならまだしも、永久にサービス停止とか、データが全部消えたとか。
こっちは無料で使ってるから、文句は言えないわけで。


大切な書類が。とか、重要なメールが。とか、そんなの一切Googleは関係ないわけです。


僕が思うに、こうやってGoogle依存になっていくのが、Web2.0な感じもします。
もちろん、他の企業もWeb2.0的なサービスを提供しているのは知ってますけど。


このまま巨大化していくGoogleが、これから先どういうビジネス戦略を持っているのか、僕の想像以上なんでしょうけど、巨大化していけばしていくほど、ネットをする人は、Googleがなければ、成り立たなくなってきそうな気がします。


Googleが止まる時、Web2.0が終わって、3.0の時代がやってくるんでしょうか…。


 

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